『PRODUCE X 101』投票操作疑惑の根拠といえる2つのポイントとは?|人間翻訳機の雑食サイト
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【アン・ジュニョンが出所へ】『PRODUCE X 101』投票操作疑惑の根拠といえる2つのポイントとは?

2019年7月19日に放送終了した『PRODUCE X 101』。その後、X1メンバーの活躍を期待しているファンも多かったと思われますが、そんな中で最終回の投票が操作されているという疑惑が持ち上がり、警察まで巻き込むという事態にまで発展しています。

⇒2019年の記事から追記しています。目次、ページ数をご覧になりお読みください。

Contents

『PRODUCE X 101』に投票操作疑惑?

『PRODUCE X 101』放送終了後、一部のファンが最終メンバー20人の投票数がおかしいと提起。そこで投票操作疑惑が浮上したのですが、その根拠といえるポイントはどこにあるのでしょうか?

1. 得票差が同じ数字を繰り返している

まず、『PRODUCE X 101』最終回における練習生たちの生放送での投票差を見てみると、1位のキム・ヨハン&2位のキム・ウソク、3位のハン・スンウ&4位のソン・ヒョンジュン、6位のソン・ドンピョ&7位のイ・ハンギョル&8位のナム・ドヒョン、10位のカン・ミニ&11位のイ・ジニョクの得票差がともに29,978票と同じ数字を繰り返しています。

それだけではなく、8位のナム・ドヒョン&9位のチャ・ジュノ、16位のソン・ユビン&17位のキム・ミンギュの得票差が7,494票、9位のチャ・ジュノ&10位のカン・ミニ、17位のキム・ミンギュ&18位のイ・セジンが7,495票とまたもや同じ得票差です。

このように、同じ得票差が何度も反復しているのはありえない、というのがファンの見解のようです。

2. 生放送での得票数が全てある数字の倍数であることが判明

さらに、1位から20位までの得票数が全て数字『7,494.442』の倍数であることが判明。たとえば、1位のキム・ヨハンであれば、7,494.442×178=1,334,011票、2位のキム・ウソクであれば7,494.442×174=1,304,033票というようにです。

事が大きくなり警察まで動くという事態に?

このような事態が大きくなるにつれ『PRODUCE X 101』側は公式立場を明らかにしました。『PRODUCE X 101』側によると、最終投票数の集計ミスがあったことを認めたものの、順位の変動は無いとのことですが、それでもファンは納得することがなく、事態がおさまることがありませんでした。

その後結局『PRODUCE X 101』側が独自に判断するのには限界があると明かし、警察に捜査を依頼することに。投票における内部データを全て公開するとのことですが、制作陣側が警察側に任せるということに違和感を覚える方も少なくないようで、騒動の余波はまだまだ続きそうです。

【2019/07/30追記】制作陣が脱落メンバーに『X1』加入を勧めたものの…?

投票操作疑惑が大きくなるにつれ、『PRODUCE X 101』制作陣側は、7月19日放送の最終回にて脱落した9人の練習生の所属事務所の関係者を呼び出し「今回の投票結果に不満がある練習生は『X1』のメンバーに入れてあげます」と勧誘していたことが判明。

また、脱落した練習生たちでグループを結成したいのであれば、全力で支援するといった趣旨の発言もしていたそうです。

しかし、各所属事務所は制作陣側の提案を一斉に拒否。某所属事務所の関係者は「これを受け入れてしまったら投票操作があったと認めることになるため拒絶した」「脱落した練習生だけではなく、X1としてデビューした練習生にも傷を与えかねない」と明かしています。

【2019/08/01追記】テレビ局に立ち入り捜査が入る&ファンが間もなく告発?

今回の投票操作を受け、警察は7月31日に『PRODUCE X 101』を放送したCJ E&Mの制作陣のオフィス、視聴者投票のデータ保管業者を立ち入り捜査しました。また、最初に投票操作を疑ったファンも8月1日にCJ E&M側を告発するとしています。

【2019/08/19追記】投票操作の証拠となる録音ファイルが見つかる

警察の捜査が進む中、最近になり立ち入り捜査にて、制作陣のスマホから投票操作をほのめかす録音ファイルが見つかったそうです。

これにより過去の『プロデュース』シリーズでも同じような操作疑惑が浮上し、衝撃の声が相次いでいますが、警察側が今度その録音ファイルをどのように判断するか、今後の進展にも注目が集まっています。

【2019/10/28追記】制作陣のスマホの押収に難航?

さらに警察側は、今回の投票操作の件に関わった制作陣のスマホの押収の令状を請求したものの、令状が出たのはわずか1件のみ。

制作陣はスマホを通じ指示をしていたとみられるため、押収ができない限り、証拠を押さえることはできない、と頭を悩ませているようです。

【2019/08/29追記】X1の地上波音楽出演が危うい?

このような疑惑から、X1の地上波音楽出演に赤信号がともっているようです。一旦、地上波のテレビ局側はX1のデビューの週はX1の出演を見送るとのこと。そのため、X1は8月29日の『M Countdown』にて初お披露目されることになります。

関係者いわく、地上波音楽番組の出演についてはいまだ議論中とのこと。今後の動向が大いに注目されそうです。

【2019/09/02追記】サブウェイの広告モデルに起用されるもキャンセルとなったX1

さらに、地上波音楽番組だけではなく、スポンサーもX1側を起用するのは難しいようで、最近サブウェイの広告モデルに起用されたX1。

CM撮影まで行っていたようですが、X1側が自ら降板を決定したようです。やはり投票操作の件の余波なのか、今後は一切の商業的な活動を行わない意向のようです。

【2019/08/31追記】『プロデュース48』にも投票操作疑惑浮上?

また、最近になりIZ*ONEを輩出した『プロデュース48』にも投票操作疑惑が浮上しました。ファイナルに出演した20人の練習生の得票数から得票率を換算し、それぞれ小数点第5位で切り上げてみると、小数点第3位と小数点第4位が全て0になるという現象が発覚したようです。

このような現象は宝くじに5回当たるよりも低い確率で起こるとされ、Mnet側の投票操作疑惑はさらに信憑性を増してきました。

【2019/08/31追記】さらには『アイドル学校』までも?

そして2017年に放送されたfromis_9を輩出した『アイドル学校』。これに関しては以前から疑惑が浮上していたのですが、デビューが有力視されていた練習生たちの約5000票あった得票数が、番組で公開された得票数が2700票と、約半分の得票数が合わないという結果に。

このほかにも、放送中に特定の出演者たちのオンライン得票数が変更された点、制作陣が当初発表していなかったシステムで、途中で脱落者を決めるといったシステムに変更されたことからさらに疑惑が大きくなり、当時はファンの間でかなり騒がれたのですが、今回の『PRODUCE X 101』の投票操作の件で再び話題になっているようです。

【2019/10/02追記】イ・ヘインの父親がネット上で書き込んだ投稿が話題に?

そんな中、『プロデュース101』シーズン1および『アイドル学校』に出演していたイ・ヘインの父親とみられるオンラインコミュニティの投稿が話題になっています。イ・ヘインには内緒で投稿したという父親ですが、当時イ・ヘインがオーディション出演中に突然契約書を持ってきたことに疑問を感じたそうです。

その後、オーディションに脱落したイ・ヘインは、その翌年の10月までに脱落したメンバーとともにデビューをさせると所属事務所が約束をしたといわれています。しかし、その約束は叶うことなく、所属事務所がイ・ヘインを活動させないまま放置させていたと父親は主張。イ・ヘインは夏に退所したそうです。

【ファンに感謝の言葉を伝える】『アイドル学校』イ・ヘイン、操作疑惑について暴露「専属契約をしていないのにfromis_9に入ったメンバーがいる」かつて『プロデュース101』シーズン1、『アイドル学校』に出演し、多くの人気を獲得したイ・ヘイン。現在話題となっている操作疑惑についてinstagramで暴露し、話題になっています。...

そして、今回このような操作疑惑が大きな話題となったことで「娘の夢を踏みにじった行動」と怒りをあらわにしています。また、操作疑惑については後にイ・ヘインからも明かされることになり、後に『PD手帳』にも出演しています。

【2019/10/16追記】『PD手帳』にて練習生から当時の劣悪な環境が明かされる

また、10月15日放送の『PD手帳』(PD수첩)で、当時『アイドル学校』に出演していた練習生たちが当時の収録の状況について語りました。

練習生いわく「当時の撮影の雰囲気は最悪だった」とし、窓のない合宿所で昼か夜なのかも分からず、まるで監禁された建物の中でストレスが溜まった練習生たちが続出。その心労から心身に支障をきたしてしまった練習生もいたとのこと。

【2020/02/17追記】制作陣2名に拘束令状請求で間もなく逮捕か?⇒正式に拘束が棄却される

その後も警察の捜査が進められた『アイドル学校』投票操作疑惑ですが、2020年に入り、2月12日に制作陣2名に拘束令状を請求、2月17日に審査を控えていることが明らかになりましたが、その後正式に拘束が棄却されました。裁判所側いわく「現段階で拘束事由とその正当性が認められない」としています。

【2020/11/10追記】制作陣が投票操作を認めるも無罪を主張している件

11月9日、該当の制作陣2名に対し初の公判期日が行われましたが、そこで弁護人側は投票操作を認めたものの「業務妨害、詐欺については無罪」とし「視聴率が低かったことで挽回の意味でテレビ局側のためにやったことだ」と主張しています。

【2021/04/27追記】制作陣に懲役に科されることに

2021年に入り、4月26日に行われた結審公判にて、検察側が詐欺容疑で上記の2名の制作陣であるチーフプロデューサー、企画制作局長兼本部長代行にそれぞれ1年6ヶ月、1年を求刑することに。

【2021/06/10追記】チーフプロデューサーに懲役1年が求刑され拘束されることに

そして、6月10日に行われた裁判にて、チーフプロデューサーに懲役1年、企画制作局長兼本部長代行に1000万ウォンの罰金刑が下ることとなったのですが、チーフプロデューサーはそのまま拘束が確定しました。

また、今回の裁判では元々デビュー組に入っていたとされるイ・ヘインに関し、チーフプロデューサー『イメージに合わない』という理由で脱落させたという趣旨の発言をしていたことも明らかになっています。

【2019/10/01追記】立ち入り捜査が入った所属事務所は?

また、10月1日に、X1メンバーの所属事務所にも立ち入り捜査が入ったことが判明。現段階で立ち入り捜査に入ったのは、MBKエンターテイメント(イ・ハンギョル&ナム・ドヒョン)、Woollimエンターテイメント(チャ・ジュノ)、STARSHIPエンターテイメント(ソン・ヒョンジュン&カン・ミニ)のみといわれており、他の事務所に関しては立ち入り捜査を否定しています。

また『PD手帳』にて、とある練習生が「STARSHIPの練習生がカメラ写りが多く、ひいきしているのが一発で分かった」と証言。

また「Woollimエンターテイメントから1人はデビューさせる」ということを知っていたとあるWoollim練習生が「最終回で僕は選ばれないんだろう」ということに気づいたようです。

⇒【2019/10/29追記】そして、捜査の結果、投票操作でX1のメンバーとして選ばれたのは少なくとも3人いると明らかになりました。ただメディアでは『少なくとも3人』と報道していることから、3人以上いるのではないか?といった見方が強いです。

【2019/10/01追記】業務妨害でPDが立件される

警察がこのような調査を進めた結果、『PRODUCE X 101』における一部の練習生の順位が操作されていたことが判明。その練習生は2~3人といわれており、それが誰なのかは当時は明かされませんでした。

このような事実から、警察はプロデューサーのアン・ジュニョンをはじめとした制作陣を業務妨害等の容疑で立件したとされています。

今後、制作陣と練習生の所属事務所の間に金銭的な取引があったのか捜査していくことになるそうですが、後に『PRODUCE X 101』における実際の順位が公開される可能性が高いようです。

【2019/10/04追記】練習生を出演させる段階で操作されていた可能性も?

『PRODUCE X 101』でオーディションに応募してない練習生が参加していた?

また、投票操作とは別件で『PRODUCE X 101』オーディション出演者があらかじめ決まっていた可能性が浮上したそうです。

『PRODUCE X 101』では個人練習生の参加を多く受け入れていたはずなのですが、オーディションに応募していなかった練習生が参加していたり、また練習生が披露するミッション曲があらかじめ決まっていた、という証言もあります。

これに関しては『PRODUCE X 101』練習生のひとりが「とある練習生があらかじめミッション曲を教えてくれた。なんで知ってるの?と聞いたらダンストレーナーから教えてもらった」という証言を確保したそうです。

【2020/11/22追記】BDCキム・シフンが被害者と言われている理由とは?

『PD手帳』にて、ミッション曲を知っていた練習生はSTARSHIPの練習生だったようで、正式にミッション曲が公開される前から多くの練習をしていたというのは以前から明らかになっていました。

2020年に入り、投票操作で脱落した練習生の実名が公開されるとともに、かつて番組内で練習生のキム・シフン(現BDC)とハム・ウォンジン(現CRAVITY)が衝突していたシーンが今になり話題になっています。

当時、キム・シフンが自ら進んで振り付けを考えていたのに対し、ハム・ウォンジンが「シフン兄さんが僕の意見を聞いてくれていない気がする…」と不満を明かしており、その後立ち位置について構成をし始めるのですが、ここでキム・シフンは「なんで振り付けも考えていないのに立ち位置を構成できるの?」と思わず疑問を投げかけることに。

これに対しネット上では「当時はキム・シフンに大きな批判が集まったけど、今思えばキム・シフンが被害者だった」「キム・シフンがかわいそうだ」といった声が多く集まっています。

【2019/10/16追記】最初のセンターが途中で変更された?

さらに『PRODUCE X 101』で重要な役割を果たす『最初のセンター』が、本来は別の練習生が担当する予定だったといいます。

しかし、撮影の途中でセンターを選ぶシステムが変わったことで、センターも途中で変更されたとのことです。このようなことから、他の練習生は急なセンター変更で驚いたといいます。

【2019/10/16追記】放送分量が練習生によって大きな偏りがある?

また『PRODUCE X 101』における放送分量が、練習生により大きな偏りがあることも判明。それは第1次順位発表式で脱落した練習生と、X1のメンバーとして選ばれた練習生の放送分量の差はおよそ8倍とされています。

さらに、制作陣が朝に練習生を起こす際に、かなり感じ悪い様子で起こしてくることから、毎日のレッスンで疲れ、気絶してしまう練習生も続出している中で、それだけでも気分が悪くなったといいます。

そこである練習生が制作陣に意見をしたところ、一気に放送分量が減ったというので、口ごたえをした練習生には圧力をかけていたことになります。

『アイドル学校』でも同様の操作が?

また、このような操作は『アイドル学校』でも行われていたとされ、特定の練習生にミッション曲をあらかじめ教えたり、ミッション曲の段階で口パクをしていたチームが1位になったりという支離滅裂なことが裏で起こっていたとされています。

【2019/10/16追記】金品の取引もされていた?

また、警察は番組の関係者の間で金品の取引があったのかも調査中とのこと。『PRODUCE X 101』にて、PDの口座を確認したところ「金品の取引があったかは不明」としながらも、今後は『プロデュース』全シリーズ、そして『アイドル学校』においても調査を拡大するとしています。

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