2018年9月中旬から韓国芸能界を騒がせているKARAハラと元恋人の暴行事件ですが、2019年にハラの訃報後、元恋人の量刑が決まった後もいまだ後味の悪い思いをしているファンが多いです。
⇒2018年の記事から随時追記中です。
Contents
KARAハラの暴行事件の詳細・時系列まとめ
2018年9月13日(元恋人がハラから暴行を受けたと通報)
事の発端は、2018年9月13日にハラが元恋人に暴行をしたと報道されたことから始まります。ソウル・江南(カンナム)警察署は、13日にハラの元恋人だとされる男性から、ハラに暴行されたと通報。ヘアデザイナーの元恋人は、ハラに別れを告げたところ逆上し、暴行に及んだと主張しました。これに対し、ハラは自身も暴行されたと反発します。
2018年9月15日(元恋人が暴行を受けた際の傷跡を公開)
15日には元恋人が韓国の某新聞社のインタビューにて、ハラの『相互暴行』『家宅侵入』という主張を全面否定。元恋人はインタビューにて「ハラ名義の家の玄関のパスワードが僕達2人が最初に会った日と他の数字を合わせたもの」「僕の乗っていた車はハラの家に登録されている」とし、家宅侵入ではないと強調しました。また、実際に暴行を受けた際の顔の傷も公開していました。

当時の写真にはモザイクがかかっていましたが、顔に引っかき傷があることが確認できていました。このように、元恋人は傷跡を公開したうえで「ハラに出来たあざは、僕を殴ったり引っかくハラを落ち着かせようと身体的な接触があっただけ。直接的に殴ったわけではない」と主張しました。
2018年9月17日(ハラも暴行を受けた際の傷跡を公開)
これに対し、ハラは韓国メディアのインタビューにて『相互暴行』を再び強調しました。さらにハラは「13日の夜中に彼氏が酒に酔った状態で部屋に入ってきた」「彼氏が暴言を吐いて私を突き飛ばしたので、私も突き飛ばした」「さらに髪の毛も引っぱってきてホワイトボードに押しつけて空気清浄機を投げ飛ばした」と主張。そして「私もその時に彼氏を引っかき、大きな喧嘩になった」と話しています。
2018年9月17日&18日(ハラが被害者として警察に出頭)
そして17日と18日にはハラが暴行を受けた被害者として警察に出頭します。ハラは警察にて約5時間取り調べを受けることになります。警察に出向いた際のハラの全身には生々しい傷跡が見えます。

そしてハラが公開した元恋人とのカカオトークの内容を公開します。そのやりとりの中にはハラを罵倒する文章で溢れかえっていたといいます。ハラいわく「普段の彼氏は優しい。でも他の男性の話をすると喧嘩になる。親しい異性の同僚や先輩から連絡が来るだけでも人が変わってしまう」「こんなことで喧嘩したくなくて、集まりがある時に男性がいても話をしない。トラブルを起こしたくなかった」と話しました。
元恋人はハラの異性の知人との関係を疑ったとされ、ハラは10日にマネージャーと知人男性の3人で食事し、この件を元恋人に話さなかったことが事件の発端とされています。この件を後に元恋人が知ると、元恋人が知人男性に土下座を要求したこともカカオトークの履歴に残っていたそうです。
2018年10月4日(ハラが正式に元恋人を訴えたと報道される)
18日に取り調べを終えたハラはその9日後である27日に元恋人を訴えることになります。それが正式に報道されたのが10月4日。またここで、13日に前述のカカオトークの暴言に加え、不適切な動画も送ってきたと明かしました。「バラまいてやる」「芸能人生を終わらせてやる」と脅迫してきた元恋人に困ったハラは、芸能人としての自身のイメージが悪くなることが分かっていても、苦渋の決断で訴えたのだと思われます。
なお、ハラの自宅のエレベーターの前で「動画を流さないでほしい」とハラが懇願している動画も公開しています。この際に、元恋人がエレベーターで喫煙している姿が映っていたことも批判の的になりました。元恋人がしたとされる行為は韓国語で『リベンジポルノ』と呼ばれますが、この件が韓国全体で相当な波紋を呼び、リベンジポルノに対するデモまで行われたそうです。
2018年10月7日(元恋人がハラの主張に反発)
ハラが元恋人を訴えたことで、元恋人が不利な立場である中、元恋人はあるメディアのインタビューにて、今回の訴訟により家族が心労で倒れたこと、会社をクビになったことも明かしました。なお、この時点で元恋人の実名はチェ・ジョンボムということが分かっています。さらに、訴訟の発端となった「リペンジポルノは事実無根」と反発。「例の動画はハラの方から撮ってほしい、と頼まれたから撮って送ったのにも関わらず、脅迫だとかリベンジポルノだとか言われるなんて思ってもいなかった」と語っています。

最近の動向は?
そんな泥沼化しているハラ&元恋人の暴行事件ですが、最近に入り進展があったようです。2018年10月12日には江南警察署が元恋人のスマートフォンを復旧し、外部に動画を流出させたかどうかを確認し、17日にはハラと元恋人が直接対面で取り調べを受けたとされています。
元恋人が拘束を免れる
その結果、警察側は19日に元恋人に脅迫・傷害・強要の容疑で逮捕状を申請。しかし調査の結果、元恋人のスマートフォンおよびUSBには映像を流出させた証拠は見つからず、性的暴行疑惑は免れた模様で、24日に逮捕状は棄却されました。その他の容疑に関しても証拠不十分のために元恋人を拘束することは難しいというのが裁判所の判断のようです。

しかし、ハラと元恋人の公判は拘束の有無に関わらず行われるとのことで、今後も2人の騒動は長期化しそうですが、今後の動向についてさらに注目されることでしょう。
【2019/08/29追記】元恋人に懲役1年6ヶ月、執行猶予3年が求刑される
そんなハラは、本来であれば5月に開かれた第2回公判に証人として出席する予定でしたが、自らの命を絶とうとし救急搬送されたことで欠席しています。その後、2019年7月18日に第3回公判を終えたハラ。約2時間行われた公判にて非公開で証言、その後ハラは7月25日に最後の公判に出廷することになります。

しかし、元恋人がいまだ事実を認めることはなかったものの、8月29日の第1審の際、裁判所側は元恋人に脅迫・強要・障害・器物損壊などの疑いで、懲役1年6ヶ月、執行猶予3年を求刑。「恋人だったハラと別れる過程で傷害を負わせ、リベンジポルノで脅迫した」「被害者であるハラが深刻な精神的苦痛を受けた」ことが理由とのことです。
最後までしらばっくれた元恋人
今回の第3回公判にて元恋人であるチェ・ジョンボムは事実を頑なに否定。例のリベンジポルノ動画については「同意のうえで撮影した。映像の90%は僕だけ登場している」「ハラは服を着ていた。誰かに見せられない映像ではない」と主張しています。

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元恋人に対しネット上で批判殺到!
このようなチェ・ジョンボムのしらばっくれた態度に、ハラの法定代理人は「明らかにリベンジポルノなのに遺憾です」「これこそ2次被害」と強調。

また、ネット上でも「ハラが自殺未遂しているのにその態度はなに?」「かつて愛した人が自殺までしようとしたのに申し訳ないとも思わないのか」「なぜネットニュースでは加害者のチェ・ジョンボムにモザイクをかける?」といった批判が殺到しています。また「チェ・ジョンボムが前よりも太り過ぎている」という、裁判とは関係のないところを非難しているネットユーザーも少なからずいるようです。
【2019/12/4追記】ハラの訃報により裁判長の責任が問われる
2019年11月24日のハラの訃報により、この裁判が再び問題視されています。まず、暴行およびリベンジポルノまで行ったチェ・ジョンボムに対する刑罰が軽すぎるという件と、当時の裁判長が該当のリベンジポルノ動画を直接見たことで批判の声が集まっています。当時、ハラは動画の閲覧をしないよう訴えかけましたが、裁判長はその意見を無視したことになります。

【2019/12/04追記】裁判長に辞職を求めるデモが起こる
このようなことがあり、とある女性団体が2019年11月29日に裁判長に辞職を求める街頭デモを起こしました。「裁判長もじゅうぶんな加害者だ」「チェ・ジョンボムに対する処罰が軽いことで被害者がどれだけ落胆したか想像に堪えない」と明かしています。

【2019/11/25追記】元恋人に厳罰を求める声高まる
11月24日に自宅で亡くなった状態で発見されたハラ。正確な死因は明かされていませんが、生前にこのような騒動に見舞われたことから、世間では今回のハラの訃報が元恋人と大いに関係があると考える方が圧倒的に多く、元恋人に厳罰を求める声が高まっています。今回のハラの訃報で、今後控えている控訴審にも影響を与えるものと思われます。しかし、ハラの訃報とは関係なく、控訴審の手続きは行われるとのことです。

【2020/07/03追記】第2審で懲役1年&法廷拘束を宣告されるも…?
2020年に入り、7月2日に第2審(控訴審)が行われましたが、そこで懲役1年が求刑されたチェ・ジョンボム。「逃走の恐れがある」とのことで執行猶予がつかず、そのまま法廷拘束されることになりました。しかし、世間では「ハラの人生を台無しにしておいて懲役1年は軽すぎる」といった怒りの声を寄せています。また、例のリベンジポルノ動画の容疑については第1審と同様無罪となっています。

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【2020/10/09追記】元恋人の保釈が棄却される
そして7月8日、検察側が上告状を提出。最高裁判所で争うこととなったチェ・ジョンボムですが、10月8日に保釈が棄却されました。裁判所側いわく「保釈を認める理由がない」としています。

【2020/10/15追記】懲役1年の実刑判決が確定する
10月15日に行われたチェ・ジョンボムの上告審にが行われましたが、裁判所側が上告を棄却、懲役1年の実刑を求刑しました。これにはハラの弁護人側も「違法撮影に対し有罪と判断してくれることを(裁判所側に)期待していたのに残念だ」と正直な心境を吐露しています。

【2021/03/18追記】チェ・ジョンボムが誹謗中傷の相手に一部勝訴した?
その後、チェ・ジョンボムは3月16日、自身を誹謗中傷してきたネットユーザー6名を相手取り、損害賠償請求を行ったところ、1名が30万ウォンの罰金が科されたとのこと。あとの5名に関しては棄却されたとされています。
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