日本から韓国、また韓国から日本に送金したい、という場合、最近では手数料がお得な送金サービスを利用する方も増えたと思われますが、韓国から日本への送金の際には『E9pay』がお得のようです。
『E9pay』の概要
留学など、現地の学費や生活費に備え日本から韓国へ国際送金をするという方も多いと思われますが、逆に韓国から日本円を送金したいという際にはどのようにすればいいのかなかなか情報が見つかりにくいというのが現状。最も手っ取り早いのが銀行からの送金ですが、手数料などが高額であること、また送金の際に別途銀行で申請(外国送金取引: 외국환거래)が必要なことから手間取る部分もあります。
しかし、『E9pay』でしたらアプリで会員登録、手数料も金額に関係なくわずか8000ウォンで日本まで送金ができることから、今後利用する方も増えるのではないか、と予想されます。例えばこのような方が『E9pay』を利用すれば便利です。
・諸事情により日本の口座に日本円が必要になった時
・完全帰国で韓国ウォンが必要無くなり、日本に大きなお金を直接持ち込むのが不安な時
『MOIN』との違いとは?
ちなみに、韓国から日本への送金の際、多く知られている送金サービスとして『MOIN』がありますが、『MOIN』の場合、送金手数料が60万ウォン以下の送金の際には手数料が一律9000ウォン、60万ウォン以上の送金の際には送金金額の1.5%と変動することから、金額によっては手数料が非常に高くなる可能性があります。
また、『MOIN』は現段階で韓国語・日本のみでの案内となっており、韓国語も英語もそこまで自信が無い、という方には不便も多いのではないでしょうか。そう考えると『MOIN』は韓国人向けのサービスの傾向が強いことから、日本人にとっては『E9pay』の方が使いやすいかもしれません。
『E9pay』のメリット・デメリットとは?
『E9pay』を利用すれば、銀行間での中継が必要無くなるため手数料が少額で済み、また送金日数も銀行での送金に比べて早くて即日から入金と、かなり利便性が高いですが、『E9pay』利用の際のメリット・デメリットについて以下にて分かりやすくまとめてみました。
・送金手数料が金額に関わらず一律8000ウォン、受け取り手数料もなし
・送金日数が平均即日~1日とスピーディー(営業日基準)
・アプリで簡単に送金できる、会員登録の際の本人認証も簡単(韓国の携帯電話番号が必要ですが、本人認証可能なプリペイドSIMの番号でも利用可能のようです)
・韓国の銀行口座がない方は使えない(韓国口座⇒日本口座への送金となるため、韓国の銀行口座は必須です)
・受け取り可能な日本の銀行口座が限られていること(取り扱い可能な銀行口座は多いのですが、たとえば実家が都心ではなく地方銀行の口座しか持っていない、という方は不便かもしれません)
このため、『E9pay』の利用に関しては現状、過去に韓国にビザを保有し、銀行口座を作った方向けのサービスのようですが、現在新型コロナウイルスの感染拡大の関係でビザの延長がこれ以上難しい、という方で今後日本円が必要になってくる、という方は特に利用するべきサービスなのかもしれません。