新型コロナウイルス第3波が訪れている韓国。1日の感染者数も1000人を超えるといった非常事態となっていますが、そんな韓国の現在のソーシャル・ディスタンスレベル現況を随時更新していきます。
ソーシャル・ディスタンスレベルが5段階と細分化された韓国
2020年に入り世界中を襲った新型コロナウイルス。韓国では6月28日から正式にソーシャル・ディスタンス(사회적 거리두기)という用語が使われることとなりますが、コロナ流行当初はソーシャル・ディスタンスレベルが3段階となっていたものの、コロナ長期化により11月1日から5段階と細分化されることに。詳細については以下の通りです。


1段階(新しい生活様式)
-日常生活と経済活動を維持しながら新型コロナウイルス予防につとめる。
-国公立施設: 競輪・競馬などの入場者を50%に制限。
1.5段階(地域的な流行の始まり)
-公共施設の人数制限強化、リスクの高い活動の禁止。
-国公立施設: 競輪・競馬などの入場者を20%、体育施設など、それ以外の施設では50%に制限。
2段階(地域的な流行の急速化、全国的な拡大)
-遊興施設5種(クラブ、ルームサロンなど)の営業停止。それ以外の遊興施設は21時以降の営業禁止措置を設ける。
-マスク着用義務化。
-飲食店: 21時以降の店内営業禁止(テイクアウトはOK)、カフェではテイクアウトのみ許容。
-国公立施設: 競輪・競馬などの営業停止、体育施設など、それ以外の施設では30%の入場制限。
2.5段階(全国的な流行の本格化)
-一週間の全国の平均感染者数が400~500名、また2段階から感染数が急激に増加した場合。
-訪問販売の禁止。
-マスク着用義務化。
-飲食店: 21時以降の営業の禁止(テイクアウトはOK)、カフェではテイクアウトのみ許容。
-国公立施設: 競輪・競馬、体育施設ともに営業停止。
3段階(全国的な大流行)
-一週間の全国の平均感染者数が800~1000名、また2.5段階から感染数が急激に増加した場合。
-マスク着用義務化。
-緊急性の高い施設を除き、全ての施設の運営禁止。飲食店を含むそのほかの施設も運営制限。
-国公立施設: 屋内・屋外全て運営禁止。
【随時更新中】韓国のソーシャル・ディスタンスレベル現況は?
このように、国民にとって特に死活問題であるのがマスク着用、そして飲食店の営業体制ですが、これらは主に2段階から徹底されると考えた方が分かりやすいと思われます。
2020年12月現在、新型コロナウイルス第3波が訪れている韓国。1日の感染者数も1000人を超えるといったことも少なくない中、韓国ではソーシャル・ディスタンス「むしろ3段階に引き上げるべき」といった声も少なくありません。しかし、3段階に引き上げてしまうと経済活動が大幅に止まってしまい国民の生活を脅かすこととなるため、今後も3段階になることはほぼ無いと思われます。
・2020年12月現在(2.5段階+α): 既存の基準にスキー場などの営業禁止。無人カフェでの店内利用禁止。企業には在宅勤務を推奨。
ただ、カフェによってはブランチメニューなどの食事を扱っている店舗では、フード注文に限り店内利用が可能なところも増えてきている。